毎年クリスマスが近づくと、クリスチャンでもないのに、
なんだか、わくわくしてクリスマスツリーを飾るんですが、
「ちょっと待って!
この飾りって、なにか意味を持ってるの??」
調べてみると、クリスマスとキリスト教の関係など、
今まで知らない面白い発見がありました!
意味を考えながら飾ったり、
子供さんにも意味を教えてあげながら、
一緒に飾るのも、いいかもしれません((・´∀`・))
Copyright © 2010 Decorating the christmas tree by Lars Plougmann, on Flickr
クリスマスツリーを飾るのはなぜ?
そもそも、クリスマスツリーを飾るようになったのは、
古い、古い、お話から始まります。
まず、クリスマスの起源といわれているのは、
古代ヨーロッパの北欧(北ドイツ・デンマーク・スカンジア南部)を含む、
ゲルマン民族が行っていた、
「ユール」と呼ばれる、冬至のお祭りでした。
この「ユール」のときに、冬でも枯れない、生命力の強い
「もみの木」を飾っていたのが、
クリスマスツリーの始まりのようです。
[colored_box color=”light‐gray” corner=”r”]今でも、北欧の方では、クリスマスのことを「ユール」と言い、
七面鳥ではなく、豚肉を食べるんです。
サンタクロースの起源も数多くあるのですが、
ユールに出てくるサンタクロースは、(国で名前は違いますが)
小さくて、ヒゲの長いおじいさんの妖精で、
玄関からやってきて、
いい子にしていたらプレゼントをあげるけど、
悪い子は食べてしまったり、さらってしまうとかΣ(゚ロ゚;)
Copyright © 2008 手作りサンタさん by masahiko, on Flickr
あれ?日本にも、似たようなものがあったような・・・
子どもに言うことを聞かせる方法は、世界共通みたいですね(^_^;)[/colored_box]
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キリスト教とクリスマスツリー
キリスト生誕以前からあった、
ゲルマン民族、最大のお祭りでもあった「ユール」。
最初にツリーを飾ったのは、
熱心なキリスト教信者のパン職人とも言われていますが、
ゲルマン民族にキリスト教を広めるため、
1月6日に行っていた生誕のお祝いを、
12月25日のユールに合わせ、
自然と、生活にキリスト教を溶け込ませていった、との話も。
今も、ドイツのクリスマスは特別で、
クリスマスマーケットと呼ばれる、世界有数の市場や
イルミネーションを目当てに、
世界中から観光客がやってきます。
[colored_box color=”light‐gray” corner=”r”]ちなみに12月25日は、「キリストの生誕を祝う日」で、
キリストの誕生日ではないようです。
4月が有力な説ですが、日にちも幾つかの説があり、
ハッキリとは分かっていないようす。[/colored_box]
もみの木は、元々の「生命力」という意味もありますが、
キリスト生誕の劇中で、「アダムとイブ」に出てくる、
食べてはいけないとされる、知恵の実を持つ禁断の木(リンゴの木)の
代わりに使われたことから、「知恵の木」の象徴ともされています。
[colored_box color=”light‐gray” corner=”r”]日本に初めて入ってきたのは、明治時代。
今はないのですが、ベルリンを首都とした、
プロイセン王国の大使館で飾られたのが始まりです。
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クリスマスツリーの飾り(オーナメント)
もともとユールで、飾っられていたのは、
キャンドルと、クッキーなどのお菓子や果物、
ワラで作られた人形などで、
キリスト教との出会いから、
宗教的な意味づけがされたものを、飾られるようになりました。
北欧の方では、国旗を飾ったりすることも。
一番上の星
東方の三賢者が、今まで見たこともないような星に導かれて、
キリストの誕生を知った、という話があるのですが、
その時の星(ベツレヘムの星)を表しています。
イギリスの方では、エンジェルが飾られるそうです。
Copyright © 2004 On the tree by foolfillment, on Flickr
ボール
元々は、アダムとイブの話に出てくる、
禁断の木になる知識の実、リンゴを表しています。
カラフルな色がありますが、色が持つ意味は、
赤は、キリストが流した血の色(生命力)
白は、キリストの清さの色(純潔)
緑は、常用樹の色(永遠)
金と銀は、キリストの気高さや高貴さの色
を表しているそうです。
Copyright © 2007 christmas 2007 by paparutzi, on Flickr
キャンディケーン(杖)
杖の形をしたもので、
羊飼いが羊が迷わないように導く杖をあらわしていて、
「困っている人がいたら、手を差し延べなさい」
という意味が込められています。
ろうそく(イルミネーション)
光輝く星をあらわしていて、
「世を照らす光」とされるキリストを指しています。
昔は、本物のろうそくに火を灯していて、
近くに、水を汲んだバケツを準備していたそうですが、
火事を避けるため、電飾になったそうです。
リボン
愛を結び合うという意味が込められていて、
「リース」は、始まりも終わりもない、
永遠の愛をあらわしています。
Copyright © 2008 クリスマス リース by Norio.NAKAYAMA, on Flickr
ひいらぎ
赤い実をつけた、ぎざぎざの葉っぱのひいらぎですが、
キリストが頭にかぶった、いばらの冠と、
キリストの流した血をあらわしているそうです。
他にも、魔除けの意味が込められています。
プレゼント置き場?
欧米の方では、クリスマス前からプレゼントを用意しますが、
子供だけではなく、祖父母を入れた家族間でプレゼントを贈り合うので、
プレゼントの数は結構な数になってしまいます。
そこで、ツリーの下がプレゼントの置き場として、好都合♫
Copyright © 2008 My Christmas Tree by hermanturnip, on Flickr
プレゼントには、「○○から○○へ」とかわいい札をつけておき、
サンタさんからのプレゼントも、一緒に置かれていたりするそうです。
子供たちは、クリスマスにならないとあけられないので、
目の前のプレゼントに、ひたすら我慢(・∀・i)
日本のサンタさんは、彼氏や彼女、家族なら子供にあげるので、
数も少なく、置き場に困らないのでしょうね。
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