「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」と、舌を噛みそうな名前の病名ですが、
原因となる女性ホルモンとは、どんなものかご存知ですか?
老化とともに減っていくのですが、増やす方法もあるんです。
今回は、その女性ホルモンの、
働きや減る理由、増やす方法など、
ギュギュギュッと、分かりやすくまとめてみたので、
ぜひご覧ください(・∀・)
女性ホルモンとは?
女性ホルモンのイメージとしては、
女性らしさ、ツヤ、ハリなどを作り出しているホルモン、
という感じでしょうか?
その通りなんです。(なぜ聞いた?)
女性ホルモンの役割は、簡単に、ざっくり、おおざっぱに言うと、
子孫を残すために、外見からも内面からも、働いているものなんです。
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女性ホルモンの働きが活発になると、
- 肌はプリプリ
- 髪の毛はツヤツヤ
- 骨が丈夫になる
- 女性らしい体つき(バストアップやくびれ)
- 更年期障害が良くなる(のぼせ、ウツ、不眠など)
- 頭が冴える(記憶力や計算力が良くなる)
- コレステロールが減る
- 女性疾患の加速Σ(Д゚;/)/
ということが起こります。[/colored_box]
では、詳しく見ていきましょう。
エストロゲンとプロゲステロン
女性ホルモンと一言で言いますが、実際は、
エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の
二つがあるんです。
なんとも長く、言いにくい名前ですが、
一つずつ見ていきましょう。
エストロゲン(卵胞ホルモン)とは?
排卵前に、グンと増えてくるホルモンで、
胸が張ってきたり、肌ツヤが良くなったり、
女性らしい体つきを作るホルモン、
いわば、男性を誘うため、
容姿を良くする働きをします。
[icon image=”check-b-bk”]骨粗鬆症の原因はエストロゲン!
骨の新陳代謝にも深く関わりがあって、
骨を成長するのを助ける作用があります。
ところが、女性は閉経してしまうと、分泌が急激に減ってしまうため、
骨の新陳代謝がうまくいかなくなり、
骨がスカスカになる骨粗鬆症になりやすいのです。
治療として、エストロゲン製剤の投与は効果がある反面、
子宮や乳腺など、エストロゲンが関わる細胞までもが、
もれなく、活性化することになります。
同じく、がん細胞も活性化することで、
発がん性の重い副作用が起こる危険も持っているんです。
現在は、エストロゲンを改良した、新薬などがでてきているようなので、
骨粗鬆症の疑いがあるときには、病院に相談するようにしてくださいね。
プロゲステロン(黄体ホルモン)とは?
先ほどのエストロゲンは、子孫を残すため、
男性を誘う働きをするのに対して、
こちらは、妊娠の準備態勢を作るホルモン。
排卵後に急激に分泌されるホルモンで、
生理周期を決めたり、妊娠中は流産しないようにしたり、
いわば、子宮の管理人。
生理前に、プロゲステロンの分泌量は少なくなり、
ホルモンバランスが崩れるために、
イライラしたりするPMS(月経前緊張症)にも、
なりやすくなってしまいます。
疲れていると、特にイライラしやすいので、
ゆっくり寝たり、ちょっといいカフェでランチしてみたり、
できるだけリラックスしたり、気分転換してみると、
いいかもしれません。
[colored_box color=”light‐gray” corner=”r”]閉経前の女性は、この二つのホルモンが増えたり減ったり、
お互い、それぞれが繰り返し、波を作り出して、共存しているのですが、
閉経すると、プロゲステロンは、ほぼ分泌されません。
この大きなホルモンバランスの崩れが、
更年期障害の大きな原因となっています。[/colored_box]
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女性ホルモンは減ってしまう?
老化以外にも、ストレス、冷え、不眠などでも減ってしまいます。
最近では、30代からも「プチ更年期」なんて言う
かわいらしい名前がついていますが、
更年期の初期症状(慢性疲労、頭痛、肩こり、のぼせなど)を
起こすことは、珍しくありません。
もちろん、骨が作られにくくなるので、
骨粗鬆症にも、早くからなりやすくなってしまいます(´д`ι)
[icon image=”point-b-bk”]自分でできる対策としては、あまりストレスを溜めないように、
リラックスして、たっくさん寝ること、笑うこと!
Copyright © 2011 Woman drinking coffee by Tetra Pak, on Flickr
女性ホルモンは増やせる?
お金を出せば、病院で注射・・・
も、できますが、ちょっと心配ですよね。
[icon image=”arrow3-r”]簡単に女性ホルモンを出すのは、恋愛中のドキドキ♡
もうドキドキしない、あなた(私?)には、
テレビの向こうの人や、美容師さん、カフェの店員さんにドキドキするだけで、
骨粗鬆症の予防にもなって、ウルウルのツヤツヤボディに、
なれちゃうかもしれません(*≧艸≦)
[icon image=”arrow3-r”]他に、家庭で出来る方法としては、大豆イソフラボンを摂ること。
大豆イソフラボンは、エストロゲンと構造が似ていて、
体内でも間違えて、同じような働きをすることが分かっています。
[icon image=”point-b-r”]大豆イソフラボンの摂りすぎには注意!
閉経前女性の、大豆イソフラボンの摂りすぎは、
- ホルモンバランスが崩れてしまう
- 大豆アレルギーを引き起こしてしまう
ことから、問題になったこともあり、
摂取量の上限は1日70〜75mgと、食品安全委員会が定めています。
[colored_box color=”light‐red” corner=”r”]大豆イソフラボンの摂り方として、理想的なのは、
和食を1日3回、食べること。
なかなか出来ないときには、豆乳を飲んだり、
洋食なら、ホワイトソースに使う牛乳の代わりに使ったり、
コーヒーやジュースに混ぜるのも、なかなかおいしいですよ(o´∀`o)
骨粗鬆症予防だからと、大豆イソフラボンなどのサプリに安易に頼るのは、
やめておきましょうね。[/colored_box]
[deco_bg image=”paper1″ width=”400″]大豆イソフラボンの目安
・豆腐なら、1丁(300g)で60mg
・納豆なら、1パック(50g)で37mg
・きな粉なら、大さじ一杯(5g)で14mg
・豆乳なら、コップ1杯(200cc程度)で50mg
・味噌汁なら、1杯で6mg[/deco_bg]
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