朝晩が涼しくなり、夏も終わりに近づいているのを肌で感じるようになりました。
何だか寂しい気持ちになるのは、何ででしょうね?
ところで、日本語にはステキな季節を表す言葉があります。
「季語」とも言いますが、手紙の挨拶の始めに時候(じこう)として入れたり、俳句に入れたりします。
挨拶の時候の使い方としては、
「残暑の候(こう)、いかがお過ごしでしょうか」
などといったものです。
「候」とは、「時節、季節」の意味です。
ただ、時候としての季語ですが、ちょっと時期を外してしまうと、
相手からは「プッ」と笑われてしまうことにもなりかねません。
大人のマナーとして知っておいて損はありませんね。
初秋の時候の言葉
立秋(八月八日頃)を過ぎれば、暦上は秋になります。
立秋から白露(はくろ)(九月七日頃)まで「初秋(しょしゅう)」
と呼ばれ、字のごとく、秋の初めの時期になります。
二十四節気が季語の節目になりますが、初秋として使えるので
厳密に分けなくても大丈夫です。
2013年の二十四節気
立秋から処暑(しょしょ)(八月八日頃〜八月二十三日頃)
まだ暑さを感じる言葉が多くありますね。
残暑見舞いのハガキは立秋から処暑までに出します。
処暑から白露(八月二十三日頃〜九月七日頃)
だんだんと暑さが薄れて、過ごしやすい時期になったことを感じさせます。
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仲秋の時候の言葉
白露から寒露(かんろ)(九月七日〜十月六日頃)までは
「仲秋(ちゅうしゅう、ちゅうじょう)」と呼ばれ、
暦上は秋真っ只中の時期です。
「中秋の名月」の中秋は、旧八月十五日だけを指した言葉です。
白露から秋分(九月七日頃〜九月二十三日頃)に使えるものは「白露の候」
秋分から寒露(九月二十三日頃〜十月六日頃)に使えるものは「秋分の候」
晩秋の時候の言葉
寒露から立冬(十月六日頃〜十一月六日頃)までは
「晩秋(ばんしゅう)」で、秋も終わりの時期です。
寒露から立冬(十月六日頃〜十月二十二日頃)に使えるものは「寒露の候」
霜降(そうこう)から立冬(十月二十二日頃〜十一月六日頃)に使えるものは「霜降の候」
まだまだ暑い日が続きますが、体に気をつけてお過ごし下さい。
(早速使ってみた!)
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