どこか、普段よりも、いいところへ食事に行くとき、
ちょっと気になるのが、マナーですよね?
そこでは、普段は気づかない品性が問われる場所だったりします。
ざっくばらんにしていても、サラッとマナーができていると、
「おぉー!」と、一目置かれることに。
さて、今回は、和食のマナーの中でも、
お椀の蓋ってどうするの?
という点に絞って、書いてみました!
というのも、お椀の蓋って、
「取った後、どこに置いたらいいの?」とか、
「食べ終わったら、上向きに蓋するの?裏返して蓋するの?」って、
良く悩むんです。
年上の人のマネをしたら、間違いはないはず!
とマネてはいますが、実際は色んな人がいて、
「どっちなの!?ハッキリして!」
(頼りすぎっ!)
ということで、調べてみました。
どうぞ、お茶は出せませんが、
くつろぎながら、読んでみてください(*´∀`)
お椀の蓋はどこへ置く?
和食では、お椀の蓋を取ったあと、
置き場所が決まっているんです。
まず、お店の方針で、一品ずつ出てくる場合と、
折敷(おりじき)という、お盆に数品並べられて、
出てくるときがありますよね。
それぞれ、お椀の蓋は、置くところもちがうんです。
では、それぞれ見ていきますが、
写真を撮ろうとしたけど、あれ?ないなぁ?
そうだ!
我が家には、蓋つきお椀はなかったんだった!
ということで、絵を書いて見ました。
絵心があり過ぎて、困りました(〃ω〃)
一品で出てきたとき
一品で出てきた時には、お椀の向こう側に、
裏返して置きます。
パッと裏返すと、水滴がたくさん残るので、
一旦、蓋を縦にして、2秒ぐらい待って、
お椀に水滴を落としてから裏返すといいですよ。
数品出てきたとき
二つ出てきた時は、右のものは右側へ、左のものは、左の外側へ、
裏返しにして置きます。
そして、蓋は食事をいただくときにも使うんです!
使い方は、次をご覧ください(*´∀`)
Copyright © 2009 お椀:器 by Lucy Takakura, on Flickr
食事中の蓋の使い方
和食のマナーとしては、
手を添えてたべる「手皿」はマナー違反です。
良く、テレビでもやっているのを見ますが、
お椀ぐらいのサイズは、全て手で持って食べるのが、マナー。
しょうゆ皿や、天ぷらつゆなども、手で持つんです。
ちょっと力があるからって、大皿を取ってみせても、
見た目が美しくないので、マナー違反です(>人<;)
かと言って、ご飯を取り皿代わりにするのも、マナー違反!
ご飯の上におかずを乗せて、
「お母さん、それ取って!」
なんてのは、家の中だけにしましょう。
外で食べるときには、
お漬物も、ご飯に乗せて食べるのは、マナー違反。
じゃ、大皿のおかずはどう食べたらいい?
お汁がポタポタたれないうちに、
「忍者かっ!」
と言うぐらい、素早く口に運ぶ?
それも、見た目が悪いです(>人<;)
正解は、お椀の蓋や懐紙(かいし)を使います。
懐紙の方がいいですが、持っていない場合、
ちゃんとお椀の蓋がついているお店では、
蓋を受け皿に使うのが、マナーです。
お椀の蓋がない定食屋さんでは、
手皿や、ご飯に乗せたりしても大丈夫です。
(一緒に食べる、相手の方が嫌がってなければ)
そこまで、マナーに気を遣わなくても大丈夫なところ、
と思って構わないようです。
では、食事を食べ終わった後の蓋は、
どうしますか?
次へいきますよ。
食べ終わった後の蓋の置き方
食べ終わったら、器を傷つけないよう、
蓋の表を上に、
つまり、運ばれてきた通りに戻すのが正解。
食べ終わったことを知らせるため、
「蓋を、裏返しに重ねた方がいい」
「少し開けておいた方がいい」
なんて、言われたりしましたが、そんな必要はないんですね。
裏返しに蓋をするのは、ありがちですが、
器を傷つけるので、マナー違反です!
特に、漆塗りの高級な器を使っているお店からは、
嫌がられるそうです(>人<;)
最後に、空かない蓋を開けるコツをどうぞ(*´∀`)
はずれない蓋の開け方
お椀の蓋を取る時に、なかなか取れない時ってないですか?
思い切って開けてしまうと、しずくがあちこち飛んでしまって、
下手したら、相手の方に飛んでしまった!
なんてことも∑(゚Д゚)
そんな時は、左手でお椀を強く握るように押さえて、
右手は蓋を持って、蓋との間にスキマを作ると、
あーら、いとも簡単に蓋が外れます(。-∀-)
ぜひ、お椀のマナーを守って、
美味しい食事を楽しんでください(*´∀`)
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