「マダニは恐い」
それは、見た目が気持ち悪いとか、
血を吸われたらかゆくなったり、
痛いんじゃないかとか、
不潔っぽい響だからとか、
そんなんじゃなく、
マダニの体内にいる病原菌がうつること。
マダニは林の中や草むらに生息していることは、
前回記事にしましたが、
(→マダニの生息地は?刺されたときの5つの対策とは?)
今回は、マダニからうつる病気について、記事にしてみました。
マダニが持っている病原菌
いろいろな病原菌を持っていて、必ずしも、全てのマダニが、
同じ病原菌を持っているワケではありません。
特に危険とされるSFTS(重症熱性血小板減少症候群)については、
しつこいようですが、過去記事で取り上げています。
→マダニの生息地は?刺されたときの5つの対策とは?
日本紅斑熱(にほんこうはんねつ)
リケッチアというマダニが持つ菌によって起こり、
人から人への感染はありません。
[icon image=”arrow3-r”]【症状】
刺されてから発症するまで、2~10日の潜伏期間があり、
頭痛や高熱、倦怠感、関節痛、筋肉痛などが起こります。
死亡例も、まれにあるようです。
赤い発疹(ほっしん)が全身にできるのが特徴で、
風疹(ふうしん)と間違われたりすることもあるようです。
この発疹は、2週間ぐらいで消えていきます。
九州南部や四国・中国地方で多く発生しています。
[icon image=”arrow3-r”]【治療】
まず病院へ行き、草むらや山などに出かけてから
症状が出たことを伝えましょう。
テトラサイクリン系抗生物質、
ニューキノロン系抗菌薬が有効。
ライム病
ボレリアという菌の感染で起こる病気です。
北海道や長野県など、また、標高800m以上の山岳地域など
涼しい地域でみられますが、症状がとても幅広いため、
お医者様でも、ライム病と判断するのが難しい病気のようです。
[icon image=”arrow3-r”]【症状】
潜伏期間は数日~数週間、48時間以上の吸血で感染します。
症状によって、ステージが3つに分けられています。
ステージ1
刺されたところから、発疹が広がりますが、
自覚症状のない人も多いようです。
症状は、リンパ節の腫張、筋肉痛、関節痛、頭痛、
発熱、悪寒、倦怠感などの症状が約4週間続き、
インフルエンザやかぜと間違えられることもあります。
ステージ2
菌が全身性に拡散した状態になります。
皮膚症状、神経症状、心疾患、眼症状、関節炎、筋肉炎など
症状は様々です。
ステージ3
感染から数カ月~数年経て、
慢性萎縮性肢端皮膚炎、慢性関節炎、慢性脳脊髄炎などの
重い症状が出てきます。
ですが、安心してください。
国内での重症例は、ほとんどないそうです。
[icon image=”arrow3-r”]【治療】
受診までの期間が20日間を経過したり、
自分でマダニを取って、そのままにしている人が
ライム病を発症しやすいそうです。
ステージや症状によって薬は変わるそうですが、
薬で治るので、早めに皮膚科で受診して下さいね。
重要なことは
こんなちっさなダニに怯えているのも、なんだか悔しいですね。
一番大事なのは、刺されないようにすること。
[colored_box color=”red” corner=”r”][icon image=”check3-r”]草むらへ入るときには、長袖・長ズボン。
[icon image=”check3-r”]洋服は、ダニがついているか分かりやすいように、薄い色のものを着る。
[icon image=”check3-r”]草むらへ入るときには、虫除けスプレーをかける。[/colored_box]
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子どもは、注意をしていても、草むらに入っていってしまったりしますから、
虫除けスプレーは、しておいた方が安心ですね。
↑アレルギーや肌荒れとなる、ディートを使用していないので、肌の弱いお子様にも使えるやつです。
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