マダニからの感染症!SFTSだけじゃなかった!?

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「マダニは恐い」

それは、見た目が気持ち悪いとか、
血を吸われたらかゆくなったり、
痛いんじゃないかとか、
不潔っぽい響だからとか、
そんなんじゃなく、

マダニの体内にいる病原菌がうつること。

マダニは林の中や草むらに生息していることは、
前回記事にしましたが、
(→マダニの生息地は?刺されたときの5つの対策とは?

今回は、マダニからうつる病気について、記事にしてみました。

 

 

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マダニが持っている病原菌

いろいろな病原菌を持っていて、必ずしも、全てのマダニが、
同じ病原菌を持っているワケではありません。

特に危険とされるSFTS(重症熱性血小板減少症候群)については、
しつこいようですが、過去記事で取り上げています。
マダニの生息地は?刺されたときの5つの対策とは?

 

日本紅斑熱(にほんこうはんねつ)

リケッチアというマダニが持つ菌によって起こり、
人から人への感染はありません。

20130909-053421.jpg

[icon image=”arrow3-r”]【症状】
刺されてから発症するまで、2~10日の潜伏期間があり、
頭痛や高熱、倦怠感、関節痛、筋肉痛などが起こります。

死亡例も、まれにあるようです。

赤い発疹(ほっしん)が全身にできるのが特徴で、
風疹(ふうしん)と間違われたりすることもあるようです。

この発疹は、2週間ぐらいで消えていきます。
九州南部や四国・中国地方で多く発生しています。

 

[icon image=”arrow3-r”]【治療】
まず病院へ行き、草むらや山などに出かけてから
症状が出たことを伝えましょう。

テトラサイクリン系抗生物質、
ニューキノロン系抗菌薬が有効。

 

ライム病

ボレリアという菌の感染で起こる病気です。

北海道や長野県など、また、標高800m以上の山岳地域など
涼しい地域でみられますが、症状がとても幅広いため、
お医者様でも、ライム病と判断するのが難しい病気のようです。

20130909-052237.jpg

[icon image=”arrow3-r”]【症状】
潜伏期間は数日~数週間48時間以上の吸血で感染します。

症状によって、ステージが3つに分けられています。

ステージ1
刺されたところから、発疹が広がりますが、
自覚症状のない人も多いようです。
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症状は、リンパ節の腫張、筋肉痛、関節痛、頭痛、
発熱、悪寒、倦怠感など
の症状が約4週間続き、
インフルエンザやかぜと間違えられることもあります。

ステージ2
菌が全身性に拡散した状態になります。
皮膚症状、神経症状、心疾患、眼症状、関節炎、筋肉炎など
症状は様々です。

ステージ3
感染から数カ月~数年経て、
慢性萎縮性肢端皮膚炎、慢性関節炎、慢性脳脊髄炎などの
重い症状が出てきます。

ですが、安心してください。
国内での重症例は、ほとんどないそうです。

 

[icon image=”arrow3-r”]【治療】
受診までの期間が20日間を経過したり、
自分でマダニを取って、そのままにしている人
ライム病を発症しやすいそうです。

ステージや症状によって薬は変わるそうですが、
薬で治るので、早めに皮膚科で受診して下さいね。

 

重要なことは

こんなちっさなダニに怯えているのも、なんだか悔しいですね。

一番大事なのは、刺されないようにすること

[colored_box color=”red” corner=”r”][icon image=”check3-r”]草むらへ入るときには、長袖・長ズボン

[icon image=”check3-r”]洋服は、ダニがついているか分かりやすいように、薄い色のものを着る

[icon image=”check3-r”]草むらへ入るときには、虫除けスプレーをかける。[/colored_box]

子どもは、注意をしていても、草むらに入っていってしまったりしますから、
虫除けスプレーは、しておいた方が安心ですね。

↑アレルギーや肌荒れとなる、ディートを使用していないので、肌の弱いお子様にも使えるやつです。

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