日本では、台風だけど、
外国では、ハリケーンと言ったり、サイクロンと言ったり、
はたまた、トルネードって言ってみたり、、、
この違いって、何だろう??
なんて、疑問に思っているところですか?
私も、なんとなく気になって、
いろいろと、調べてみたんです。
すると、
「トロピカルストーム」なんて、
南国のフルーツが、たくさんのった、おしゃれスイーツか!
と思うような名前も、出てきたんです(*≧ω≦)
なかなか、面白かったので、
すっごく分かりやすく、解説しながら、
シェアしていきますね(*´∀`)
それぞれの違いは?
それぞれ、ネーミングは違いますが、
台風と同じような、暴風の熱帯低気圧の渦のことなんです。
大きな違いは、発生する場所が違う、ということ。
分かりやすいように、世界地図に、
熱帯低気圧の、渦が発生する海流を、
色を分けて、書いてみました。
(いたずら書きじゃないわよっ!)
この絵を参考に、進めていきますね。
[icon image="finger1-r"]①台風(タイフーン)
日本にいれば、ごぞんじ、
強い、暴風雨の渦ですね。
日本の周りの、赤い矢印の海流で起こる渦のこと。
語源は、諸説あるようですが、
古い中国語の、大風(タイフン)が元のようです。
気象庁の定義では、
[deco_bg image="paper1" width="400"]【位置】
東経180度より西の北西太平洋、南シナ海
【風速】
最大風速 約17m/s以上[/deco_bg]
[colored_box color="light‐red" corner="r"][icon image="point-b-r"]言い伝え
ちなみに、
「台風天国」とか「台風銀座」と呼ばれるほど、
台風でにぎわう、沖縄や南九州では、
[deco_bg image="paper1" width="400"]
- かにが、陸地に巣を作ると台風
- 海蛇が、水面に多く浮遊しているときは台風の前触れ
- 蜂が、低いところに巣を作れば台風
- モグラが騒ぐと、台風
[/deco_bg]
といった、言い伝えもあるんですよ![/colored_box]
[icon image="finger1-r"]②ハリケーン
これは、大西洋など、緑の海流で起こった渦のことを呼びます。
語源は、
スペイン語の、「とぐろを巻く」という意味の、
ウラカーン(huracan)からきているようです。
これが、カリブ海沿岸では、
「暴風の神様」を指す言葉でもあったようです。
日本の風神様といったところなんでしょうね。
気象庁の定義
[deco_bg image="paper1" width="400"]【位置】
西経180度より東の北東太平洋
【風速】
最大風速 約33m/s以上[/deco_bg]
[colored_box color="light‐red" corner="r"][icon image="point-b-r"]言い伝え
ある国の、東の海では、
「恋は、いつでも!ハリケーン!!!」
なんて、急に恋に落ちてしまう、と言うことわざや、
目をハートにして、クルクル回る、
ラブハリケーンなんて技(?)もあります。
さらに、別の国では、スカイラブハリケーンなんて、
超むずかしい、サッカーの技もあるんです。
動画を撮って、試した人がいるんですが、
うーん、、、、
かなり難しそうです(・ω・`)
良かったら、あなたも試してみては??
[/colored_box]
[icon image="finger1-r"]③サイクロン
こちらは、青の海流で起こる渦で、
インド洋や太平洋南部で起こりますが、
一般的な低気圧の総称として、使われたりすることも。
ギリシア語で「回る」「旋回」という意味の、
kyklon(イギリスのcycle)が、語源と言われています。
気象庁の定義
[deco_bg image="paper1" width="400"]【位置】
北インド洋
【風速】
最大風速 約17m/s以上[/deco_bg]
[colored_box color="light‐red" corner="r"][icon image="point-b-r"]言い伝え
オーストラリア西岸では、
竜巻とまではいかない、つむじ風のことを、
サイクロンと分けて、ウイリーウイリーと言います。
ちなみに、バイクの前輪をあげて走るのを、
ウイリーと言いますが、
これはホイール(車輪)が語源で、まったくの別物です(*´∀`)[/colored_box]
[icon image="finger1-r"]トルネード
これは、いわゆる竜巻のことで、
海流には関係なく起こるので、地図には書いていません。
積乱雲から、地面に伸びた、強い上昇気流で、
「俺はもっと、上を目指してるんだぜ!」
的な、他の熱帯低気圧とは、ちょっと一線を画しています。
さらに、細かく5つの種類に分けられていて、
1個じゃなく、複数できる場合もあるんです!
ちょっと、怖いですね(-ω-;)
種類は、こちらをご覧ください。
多重渦竜巻 multiple vortex tornado | 複数の渦がまとまって、動いたりするもの。 |
衛星竜巻 satellite tornado | 大きな竜巻の周りにできる竜巻。 勢力は弱いことが多い。 |
水上竜巻 waterspout 海上竜巻、シースパウト seaspout | 海上にできる竜巻 |
陸上竜巻、ランドスパウト landspout | 陸上でできる竜巻 |
空中竜巻 funnel aloft | 地上まで降りてない竜巻 |
気象庁の定義
[deco_bg image="paper1" width="400"]【位置】
北アメリカ大陸の、中南部でよく見られますが、
日本各地でも見られます。
【風速】
最大風速 毎秒100m以上
[/deco_bg]
[colored_box color="light‐red" corner="r"][icon image="point-b-r"]一口メモ
「オズの魔法使い」では、
主人公のドロシーが、家ごと竜巻に巻き込まれて、
オズの世界に、飛んで行ってしまいますよね。
実際には、オズの世界へ飛ぶことはなく、
いろいろなものとぶつかって、バラバラになる可能性の方が高いようです(>人<;)
でも、過去には、車ごと飛ばされたけど、
ゆっくり降下して、助かったと言う人もいるようなので、
そのまま、落ち着いて、希望を持ちましょう!
(飛ばされてる前提!?っΣ(゚∀゚;))
他には、
鉛筆まわしも、トルネードと、言うんだそうです。
私も学生時代には、相当頑張りましたが、
達人の域まではいきませんでした。残念[/colored_box]
あ!そうそう、
渦が、違う海域に行ってしまったら、
タイフーンから、サイクロンと、
名前も変わっちゃうんですよ!
統一したら、良さそうだけど・・・
そして、渦の強さでも、分類分けがあって、
「トロピカル・ストーム」とか、
おいしそうな名前が付けられているんです。
次は、強さでの分類を見ていきますね(*´∀`)
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熱帯低気圧の強さを分類してみよう!
低気圧の強さは、
世界気象機関(WMO)が決めた分類があるんです。
海流の地域で、名前は変わるんですが、
日本周辺の名前は、こちらをご覧ください。
国際分類 | 最大風速(m/s) | 階級 | 気象庁の階級 |
---|---|---|---|
Low Pressure Area | 低圧部 | ||
Tropical Depression トロピカル・デプレッション | ~17.1 | 2 | 熱帯低気圧 |
Tropical Storm トロピカル・ストーム | 17.2~24.4 | 3 | 台風 |
Severe Tropical Storm シビア・トロピカル・ストーム | 24.5~32.6 | 4 | 台風 |
Typhoon タイフーン | 32.7~43 | 5 | 強い台風 |
Typhoon タイフーン | 44~53 | 5 | 非常に強い台風 |
Typhoon タイフーン | 54~ | 5 | 猛烈に強い台風 |
うーん、やっぱりスイーツっぽい。
いかがでしたか?
子供にも、詳しく説明できちゃうし、
自由研究にも、使えちゃいそうです!
これで、またちょびっと、私も賢くなった気がします。
最後に、
突然、竜巻が発生したら、
どうなるか試してみないで、
すぐに、逃げてくださいね(*≧ω≦)