お盆の迎え火と送り火!やり方はどうする?


「お盆には、霊がちゃんと家に帰ってこれるように、
迎え火と送り火をするのよ」

へぇー、そうなんだー。

Nara Chugen Mantoro (1)
Copyright © 2009 Nara Chugen Mantoro (1) / pjan vandaele
 

十台の頃、母を亡くして、
初めて知った、迎え火送り火。
 

そんなことしてる家なんて、あったっけ?
というぐらい、まったく無関心だったんです。

自分でやってみて、意外とあちこちの家の前で、
火を焚いているのに、やっと気づいたぐらい。

 

それからのお盆は、迎え火で、亡き母を家に迎え入れ、
「この1年、こんなことがあったよ、あんなこともあったよ」
と、いろいろ話して、

「元気でねー」
と、送り火で見送って、
来年のお盆までは、ちょっと離れたところに行く。

そんな、お盆が、私の新しい常識になったんです。

 

それから十年、
親戚づきあいの、濃い家庭に育った主人と、
結婚してみたら、

「見たことも、聞いたこともない!」(ドーン!)
 

え!えぇーー!!Σ(´□`ノ)ノ

 

同じ出身県なのに、どういうこと??

すると、どうも、地域で違うようなんです。

 
一般的な、迎え火や送り火のやり方を中心に、
珍しいやり方、後処理の方法まで、
詳しく、説明していきますね。

スポンサーリンク

送り火と迎え火の方法は?

先ほども言いましたが、送り火迎え火は、

お盆に、亡くなった人が帰ってくるとき、
そして、あの世へ戻るときに、迷ってしまわないよう、
道しるべとするものなんです。

 
送り火と迎え火について、それぞれ見ていきますね。

 

ご先祖様を迎える迎え火

お盆の最初の日(7月13日、8月13日など)に、
玄関前で、おがら(麻の皮をはいだ芯部分)を、
素焼の焙烙(ほうろく)など、燃えないものの上で、燃やします。

煙がとなって、火を目印に、
あの世から、ご先祖様が帰ってくるんです。

これが、一般的な迎え火です。

 
ちなみに、おがらのには、「清らかにする」という意味が、

そして、の方は、
世界の火祭りや、聖火のトーチ、自由の女神のトーチなど、
聖なる火を燃やすときにも、使われるものなんです。

煙は、害虫除けという意味もあったり、
神社では、ご神木として、祀られていたり、
日本人にも、なじみ深い木ですよね。

 

地域で違う迎え火

地域によって、いろいろと違いのある迎え火。
どんな迎え火があるのか、紹介していきますね。

 お墓で迎え火
お墓で迎え火をして、提灯に火を移して、
お墓から、家まで歩いて連れて帰ってきます。

 
 海で迎え火
海と、人の生活が密接な地域では、
海で迎え火、送り火をするところも。

 
 精霊馬(しょうりょううま)を飾る
東北、関東、北陸などの地方では、
迎え火と一緒に、精霊馬果物などを飾ったりします。

諸説ありますが、
ご先祖様は、パッパカパッパカと、に乗ってきて、
に、荷物を載せながら、
ゆったりと、あの世へ戻っていくとか。
031490
きゅうりなすに、割りばしで足を作ってあげて、
馬と牛に見立てたり、
で作った馬と牛を飾ったりします。

中には、馬や牛じゃなく、
おもちゃの車や飛行機を飾るところも!

ご先祖様が好きだった愛車だと、
嬉しいかもしれませんね。
(私のときは、リムジンでお願いします。)

 
ご先祖様が、落ちないように、
そうめんで、手綱をしてあげたり、
牛に、味噌や塩など、お土産を、
載せてあげたりする家庭も、あるんだそうです。

私の地域では、見たことないんですが、
なんだか、心が温まりますね。

 
 毎日、迎え火
基本的に、迎え火は1回のみなんですが、
これも、地域によっては、
お盆の間、毎日行う、なんてところも。

火事だけには、気をつけてください。

 
つぎに、送り火について、見ていきますね。

スポンサーリンク


ご先祖様を送る送り火

お盆の終わりの日(7月15,16日、8月15,16日など)に、
迎え火と同じように、火を燃やして、あの世へ送ります。

 
各地で行われる盆踊りや、夏祭りの花火にも、
送り火の意味があるんです。

家のない、帰るところのなかった霊たちを、
見送ってあげる、ということかもしれませんね。

 
また、地域での変わった送り火も、
紹介していきますね。

 

地域で違う送り火

 山で送り火
京都や奈良が有名ですが、聖なる山がある地域では、
火で文字をあらわす、大文字送り火をするところがあります。

他にも、福岡、高知、広島、静岡、
山梨、栃木、秋田などでも行われています。
(お盆以外の送り火も、含みました)

 
 海や川で送り火
海や川と生活が深い地域では、灯篭を海に流す、
精霊流し、灯篭流しをするところもあります。
 

厳かに、灯篭を流すところもありますが、
長崎の精霊流しは、にぎやかに送り出します。

霊を載せる大きい船を、爆竹を鳴らしながら、
街をまわって、とにかく、すっごく派手に送ります。

さみしくないように、という思いが、
込められているのかもしれませんね。

 

他にも、船に果物などのせて送る地域は、
あるんですが、環境保護のために、
だんだんと減ってきているんだそうです(・ω・`)

 
 精霊馬で送り火
迎え火にも出てきた、精霊馬ですが、
帰りは、で帰ります。

帰りも、馬と牛を一緒に飾りますが、
馬にご先祖様牛には荷物を載せて帰るから、
と伝わる地域もあります。
 

来るときには、家の方を向いて、
帰るときには、家の外を向かすところや、

来るときには、東を向いて、
帰りは、西を向かす、という地域も。
 

処分するときは、こんな方法があります。

  • 埋める
  • 塩で清めて、白紙に包んでゴミに
  • お焚き上げ

 

 お墓やご神木
提灯で、ご先祖様をお墓や、ご神木に誘導して、
そこで、送り火を焚いて、送ってあげる地域も。

 

最後に、マンションの場合や、
浄土真宗の場合についても、話していきますね。

Bon Odori 盆踊り
Copyright © 2010 Bon Odori 盆踊り / Dr.Colossus
 

その他

 火をつけるのが難しい場合
迎え火をしたいと思っても、マンションなど、
火をつけるのが、難しい場合ってありますよね。

そんな時には、

  • 燃えないものを下に敷いて、すぐに終わらせる
  • 家の中の、盆提灯だけで済ませたりする

なんてことが、多いようです。

周りに、火がうつらないように、
気を付けてくださいね。

 

 浄土真宗の場合
浄土真宗では、霊があの世から帰ってくる、
という考え方はしないんです。
 

お坊さんによると、本来の仏教は、
生きている人のタメの、宗教なんです。

死後のことは、考えなくていいし、
亡くなった人は、いつも近くにいると思えばよく、

「なんでまた、あの世に返さないといけないんですか??
 日本独自の、死は「ケガレ」と言う考え方が、
 あの世へ戻って欲しい、と望んでいるんじゃないんですか?」

と。
 

まぁ、考え方は、人それぞれなので、
しなくてもいいし、してもいいと思います。
 

私は、浄土真宗なんですが、

「迎え火のときに、フラッと火の向きが変わったら、
ご先祖様が帰ってきた合図」

と、親戚から聞いていたので、
母が帰ってくるのが嬉しくて、やっていました。
 

主人の家は何もしないので、やらなくなりましたが、
ご先祖様や、家族の絆を、改めて気づかされる日と考えて、
過ごしていこう、と思いました。

 
ぜひ、あなたも、ご先祖様や身内の人へ、
感謝の気持ちを込めながら、迎え火・送り火をしてみてください。


スポンサーリンク


↓タメになったらシェアをお願いします。メッチャ喜びます(*´∀`)

コメントも気軽にどうぞ♫