ウサギさん、どこにいるかなぁ??
お月見の日は、昔から、
月を見上げながら、いつも探していました。
斜めになって、餅をついてることが多いですよね(・∀・i)
まぁ、そんなことは、さておき、
なんで、あの模様がウサギって、伝わっているか、
知っていますか??
ウサギが餅をついてるって、言われていますが、
正直、そんなふうに見えないんですよねー(・ω・`)
どうです?ウサギに見えますか?
小さなころから、私の5大不思議の一つでした。
他の4つは、、、聞かないでね(・∀・i)
(ないんだーっ!!)
どうしても、無理やりウサギと臼に、こじつけてるようにしか、
考えられなくて、とうとう調べてみたんです!
すると、有力な説が2つあったので、
月にウサギが餅をついている、と言われる由来について、
それぞれ、分かりやすく紹介していきますね。
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どうぞ、うさぎになった気持ちで、ご覧ください。
あ、うさぎ大福のほうね。
いただき・・・
(食べる気だーーっ!!∑(゚Д゚))
月にウサギがいるのはなぜ?
月にウサギ、という説は、
中国の神話と、仏教の話があるので、
それぞれ分けて、説明していきますね。
中国の神話の話
まずは、ロマンチックな中国の神話を紹介しますね。
[colored_box color="light‐red" corner="r"]
昔々、神さまが太陽の子供を、次々に産んで、
太陽が、10個になってしまったんです。
それぞれ、交代で周っていたんですが、
あるときから、一緒に出てくるようになったんです。
それはそれは、暑くて、
川も農作物も枯れ果てて、人々は苦しんでいました。
そこへ、羿(げい)という、弓の名手の神さまが、
太陽を9個、射落としたんです。
庶民たちからは、とても感謝されました。
逆に気分が悪いのは、子供を殺された、太陽の親神さま。
羿の神さまの力を、奪ってしまったんです。
羿は、不死の力もなくなりました。
羿には嫦娥(こうが)という、美しい妻がいたんです。
彼女も、元は神さまなんですが、
同じく、不死の力をなくしてしまいました。
不老不死を望んだ妻のタメ、羿は、
西王母という女神さまから、
半分飲んだら不老不死、全部飲んだら神さまに戻れる、
という薬をもらいます。
羿は、吉日を待って、妻と半分ずつ飲もうと、
妻に薬を預けて、3日ほど狩りに出かけていってしまったんです。
その間に、羿の弟子、逢蒙(ほうもう)が、
薬を奪いにきたんです!
妻は、もちろん敵うはずもありません。
「取られるくらいなら、飲んでしまえ!」
と、妻が全部飲み干してしまったんです。
すると、妻は、空へ飛んでいくんですが、
そのときに、飼っていたウサギを抱っこしたので、
一緒に、月に上って行ったんです。
それが、8月15日。
羿は悲しみ、毎年8月15日になると、
庭にテーブルを置いて、妻の好きだった月餅や果物を、
飾るようになったんです。
妻は、ウサギになって、夫を月から見守っている、
という、おはなしです。[/colored_box]
中国では、月のウサギがついているのは、
「不死の薬」と伝えられているんですよ。
他にも、別の話があって、
羿が、不死の薬をもらって、狩りに出かけるまでは、
同じなんですが、そのあと、
妻が羿を裏切り、一人でコッソリ薬を飲んで、
月へ行ってしまい、裏切った罪でヒキガエルに変えられた、
という説も。
この話から、中国では月にカエルがいると
伝えられています。
さらに、この話には続きがあって、
羿は、弟子の逢蒙から射殺されてしまうんです。。。
重なる裏切りにあう、羿が、
かわいそうすぎる、話ですね(-ω-;)
できれば、最初の話であって欲しいと、願います。
では、つぎに、
仏教に伝わる話をしていきますね。
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仏教に伝わる話
仏教に伝わる話は、こうです。
[colored_box color="light‐red" corner="r"]帝釈天が、老人の姿になって、
動物たちの前で、食べ物を乞うのですが、
ウサギは、
「自分の身を、食べてください」
と、光り輝いて、火の中に飛び込み、身をささげたんです。
帝釈天は、うさぎの行いに感心して、
兎の姿が、永遠に残るよう、月にうつしてあげた、
という、おはなしです。[/colored_box]
このウサギは、のちに、お釈迦様として生まれ変わるんです。
さすがに、お釈迦様、
やることが、違いますね!
この話を、陰陽五行説に当てはめると、
ピッタリと、収まるところがあったんです!
陰陽五行説と言うと、この世の全ては、
陰陽と五行に分けられる、という考え方です。
簡単に話していくので、
そんなに気構えなくて、大丈夫ですよ(*´∀`)
まず、五行は「木火土金水(もっかどごんすい)」に分けられていて、
それぞれの関係は、次の図を見てみてくださいね。
黒い矢印は、助けたり生む関係で、
白い矢印は、抑える関係というのが、ルールです。
絵とルールが、分かればOKなので、
すすめていきますね。
まず、月は「水」にあたります。
そして、「水」は「木」を生みます。
「木」には、十二支の卯があたるんです。
と言うことから、卯=兎となって、
「月は兎を生む」となるわけです。
さらに、月は陰で、女性も陰。
嫦娥や、かぐや姫も女性ですから、
月は、女性とかかわりが深いんですね。
そして、水(月)を生むのは「金」。
金は、白や丸が当てはまります。
お月見の日に、白くて丸いもの、
と言えば、何か思い当たるものがありませんか?
そう、団子がありますよね!
すすきは、稲の代わりと言われていますが、
五行で言うと、「土」。
稲(土)は、お米になって、
団子(金)を生むわけです。
これこそ、こじつけっぽくもありますが、
こうして、つながりが目に見えてくると、
ちょっと、面白くないですか?
今度のお月見には、
こんな神話や物語を思いだしながら、
ロマンチックに、ウサギと思ってみてみます(*≧ω≦)