どんぐりころころ、どんぶりこ、
お池にはまって、さぁー大変♪
ふと、思ったんですが、
どんぐりって、池にはまってしまうものでしょうか??
童謡の歌詞って、明るい曲にのせてるけど、
「赤い靴履いてた女の子」や、「しゃぼん玉」など、
けっこう、悲しい歌詞が多かったりしますよね(・ω・`)
「どんぐり」が、池にはまってしまうなんて、
よく分からないし、全体の歌詞からも、
どんな意味があるのか、ちょっと考えてみました!!
どうぞ、この歌詞の意味を考えながら、
大声で歌いながら、ご覧ください。
「近所迷惑!!」って言われても、責任はとれませんが(・∀・i)
どんぐりころころ の歌詞は?
まずは、全体の歌詞をご覧くださいね。
- どんぐりころころ ドンブリコ
お池にはまって さあ大変
どじょうが出て来て こんにちは
坊ちゃん一緒に 遊びましょう- どんぐりころころ よろこんで
しばらく一緒に 遊んだが
やっぱりお山が 恋しいと
泣いてはどじょうを 困らせた- どんぐりころころ 泣いてたら
仲良し子リスが とんできて
落ち葉にくるんで おんぶして
急いでお山に 連れてった
※3番は、平成に入ってから、
ドングリが可哀想ということで、追加されました。
単純に想像してみると、
[colored_box color="light‐red" corner="r"]山の木からドングリが落ちる。
↓
ころころと転がって、池にはまってしまって動けない。
↓
池から、ドジョウが出てきて遊ぶ。
↓
ドングリ、池にはまりながら、めっちゃ喜ぶ。
↓
しばらくすると、やっぱり山がいい!と泣く。
↓
ドジョウ、困る。
↓(ここで原作は終わり)
仲良し子リスが、落ち葉にくるんで、おんぶ。
↓
山へ連れてった。[/colored_box]
うーん、ツッコミどころがいくつか、ありますが、
故 青木 存義(あおき ながよし)さんの作詞で、
諸説ありますが、1921年の作品です。
青木さん自身がセレブなお坊ちゃんだったようで、
広い敷地の中には、ドングリの木があって、池があって、
そこには、ドジョウもいたそうです。
まさしく、どんぐりころころの世界!
しかし、池に鯉なら分かるけど
ドジョウって、、(・ω・`)
って思いますよね。
実は、お母さまの愛情から
ドジョウが選ばれたんです。
なんでも、青木さんに早起きして欲しくて
ドジョウを飼い始めたらしいですよ。
・・・
他にも案はあったんじゃないか?
と思うのは私が平民だからなのでしょうか。
私もねぼすけな息子に
早起きしてもらう為に鰻を飼ってみようかな。
あー、土用の丑の日に食べるのが楽しみ♪
(自分のためーーっ∑(゚Д゚))
青木さんの子供時代と重なる歌詞のようですが、
突然の終わり方が気になります。
もっと深い意味を持たせていた、
という考えもあるので、次の章で説明していきますね(*´∀`)
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「どんぐりころころ」の本当の意味!
ときは大正時代なんですが、
この時代をさらっと見ていくと、
- 男性が洋服、女性は和服
- 資本主義、自由主義に考え方も変わる時代
- 児童文学が流行りだす
- レンガや石造りの洋風な建物が増えてくる
文学でいうと、森鴎外や樋口一葉、夏目漱石、石川啄木など、
「オレは文豪王になる!」
と、文豪たちが大活躍する時代。
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そのころの庶民の生活は、と言うと、
大正初期時代の子供の数は平均で4人以上が約60%と、
まー、なんとも子だくさんの時代。
私も2児の母親ですが、食費や学費、服など
子供にはお金が結構かかります。
それが4人以上の子供を食べさせるには
金銭的に結構な負担がかかるのは想像できますよね。
[colored_box color="light‐red" corner="r"]そんな家庭では、丁稚奉公(でっちほうこう)・女中奉公などと言って、
子供を住み込みで働きに行かせて、
先にお金をもらう、ということも普通にあったんです。
今では考えられませんが、
パナソニックの松下幸之助氏も、
9歳になったころ、丁稚奉公に出て、
商売の基礎を学んだそうです。
商売や社会を覚えると言うこともでき、
大人の目線からは、いい関係と考えられていたようです。[/colored_box]
子どもの立場から言うと、
奉公先の人がいくらいい人であっても、
家が恋しいですよね(・ω・`)
おっと!?
なんだか、どんぐりの話と似てきていませんか?
そうなんです。
この歌は、丁稚奉公に出された子供のことを、
歌った歌とも言われているんです。
[colored_box color="light‐red" corner="r"]どんぐりが坊ちゃんで、ドジョウが奉公先の人。
池が奉公先で、坊ちゃんを奉公に出します。
大変だ!と坊ちゃんは慌てますが、
奉公先の人は、坊ちゃんをかわいがってくれました。
坊ちゃんも、しばらくは良かったんですが、
「やっぱり、家に帰りたい!」
と泣いてしまったので、奉公先の人は困ってしまった。[/colored_box]
と、考えられます。
突然、終わってしまうのは、
坊ちゃんに、自分の人生、その後の人生を考えてみてほしい、
というメッセージかな、と受け取りました。
周りの人から、愛情を受けているという事実、
ただ泣いても何も変わらない、ということ。
Copyright © 2014 Sometimes I Cry - I'm Only Human by MarLeah Cole
甘えているだけでは、ドングリのまま。
そこから、しっかり根をはって、
ドングリがたくさんなる、大きな木になってほしい!!
と、勝手に解釈してみました(・∀・)
そして、そのままではかわいそうと、
勝手に、3番を足されましたが、
子リスって、どんぐり食べるよね???
本当に、山に送り届けたかもしれないけど、
食べられてなければいいな(・∀・i)
今の時代に産まれたこと、
そして、
子供と一緒に暮らせることは、ありがたいな、
と、子供の寝顔を見ながら、幸せをかみしめる母でした(*≧ω≦)