もうすぐ海の日が来ますね。
海に遊びに行く機会も増えると思いますが、
あなたは海には危険な生き物がいるのを知っていますか?
海の超危険生物「アンボイナガイ」
ウィキペディアより
イモガイ(巻貝)の一種で、キレイな見た目とは裏腹に、
猛毒の針を口の中に隠し持ち、モリのように小魚を刺して
しびれて動かないところを飲み込んでしまう貝なのです。
沖縄ではその毒性の強さからハブに例えて
「ハブガイ」、または浜の半ばぐらいで死んでしまうこともあることから
「ハマナカー」とも呼ばれたりするそうです。
食べると美味しいらしいです。
危険を覚悟で、最初に食べた人はすごいっす(-_-)
スーパーとかに売っているものは安心ということですが、
私の住んでいる地域では見たことありません。
売っている地域があれば、教えてください。
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毒の強さ
イモガイ(巻貝)の殻はコレクションをする人もいるほどキレイで、
砂浜でも貝殻を見たり拾ったりしたこと、あるのではないでしょうか?
ですが、生きているイモガイには毒があり、
口の中から「返し」のあるつり針のような毒針で、小魚を刺し、
痺れさせてから飲み込んで食べるのです。
キレイなものほどトゲがあるのは、花や女の人だけじゃないんですねd(^_^o)
中でも体が10cm前後と大きく、毒性もかなり強いのが、このアンボイナ。
その毒性の強さは、毒ヘビの中でも一番毒が強いと言われる
インランドタイパンのなんと約2倍。
国内でもこれまで30人以上のダイバーが亡くなっています。
え?ちょっと待ってください。
ダイバーって、ウェットスーツ着ていますよね?
毒針はアレを通すんですか?
どうやら、ウェットスーツまで通しちゃう毒針らしいです。
毒も針も強いんですね。
しかも連投できるとか。
刺されても、最初はそんなに痛みはないようですが、
数十分すると、そこの場所から変色して痺れや目まい、体が動かなくなり、
ついには呼吸困難、ひどい時には死んでしまうことも。
死亡率は、いろいろ言われているようですが20〜70%のようです。
かなり幅広いんですけどΣ(゚д゚lll)
溺死で亡くなっている人の中にも、もしかしたら、もしかすると、
イモガイが原因の人もいるかもしれません。
アンボイナが毒針を使って、小魚を食べるところ。
なんと小魚を丸呑み!
イモガイの生息地
沖縄や鹿児島、宮崎、四国など、太平洋側の暖かい地域に生息していますが、
温暖化で北上しているようです。
海岸の浅瀬から40mぐらいの深さまで生息しているので、
海水浴でキレイな貝を見つけたら、気をつけたほうが良さそう(>人<;)
刺されてしまった!
残念なことに血清がありません。
出来ることは、
- 刺されたところから、毒を吸い出す
- 刺されたところより心臓に近いところを縛る
- 早く病院へ行く(運転は誰かに頼むか、救急車で)
とは言っても、触ったり、刺激を与えなければ、
イモガイの方から襲ってくることはなさそうです。
ちなみに、毒の成分であるコノトキシンを使って、モルヒネが効かない
末期癌の激痛に効果のある鎮痛剤として、新薬開発に役立っています。
その鎮痛効果はモルヒネの百倍から千倍ともいわれるようです。
毒も見方によってはいろいろと使えるんですね。
海で遊ぶ時には気をつけましょう。
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