「春一番が吹きました。」
この言葉を聞くと、春が来たなー、
って思うんですが、
春一番って、ただの強い風だっけ?
いやいや、天気予報で言ってるから、
そんなわけないか!
ちゃんとした定義がないと、
天気予報で言っちゃダメよね?
じゃ調べてみないと!
気象庁の定義では、春一番って何なの?
ってことを調べてみたので、
これから、詳しく話していきますね!!
意外と危ないので、
「季節の風物詩ねー♪」
なんて、のんびりしている場合じゃないかもしれません!
春一番の定義とは?
気象庁では、春一番のことを、
冬から春への移行期に、初めて吹く暖かい南よりの強い風。
気象庁では立春から春分までの間に、広い範囲(地方予報区くらい)で初めて吹く、暖かく(やや)強い南よりの風としている。
と定義しています。
「やや強い風」にも定義があります。
やや強い風
風速が10m/s以上15m/s未満の風。強い風
風速が15m/s以上20m/s未満の風。
まとめてしまえば、
立春から春分までの間に吹く、
風速10m以上の速さの、南よりの温かい風。
となりますね。
ちなみに、風速は地域によって
差があるようです。
また、20m以上の速さの風になると、
「非常に強い風」と呼ばれます。
んー、文字だけじゃ強さが分かりにくい(-ω-;)
大丈夫です!
動画を探して来てみました。
物干し竿にかけたお布団と洗濯物で、
風の強さが、めっちゃ分かりやすいです(・∀・)
動画では、風速5mから始まり、
1分10秒ぐらいから風速10m、
2分50秒ぐらいから風速15mになります。
とてもじゃないけど、お布団なんて
干してる場合じゃありません(・∀・i)
春一番って、なんでこの時期に吹くんでしょう?
なぜ春一番が吹くの?
低気圧が日本海を北に動くと、
逆に南から暖かな風が入って来ます。
とても強く。
そのあとは、低気圧が南に下りて来て、
また寒さがぶり返すんですけどね(・∀・i)
でも、自然のことなので、
春一番がないこともあります。
春二番、春三番が吹くこともあります。
そんなに強い春一番、被害はないの?

春一番の被害はある?
春一番の被害は、もちろんあるんです!
何しろ、長崎県の壱岐で漁船が転覆、
53人が亡くなってしまう。
という事件から、春一番が有名になったほどですから。
他にも、
- 竜巻が起こって、営団地下鉄東西線
(現・現在の東京メトロ東西線)の脱線 - 海難事故
- 物が飛んで来てケガをする
- 転倒
- 雪崩
ということが起こってます。
特に、子供だと立ってられないぐらいの
強い風が吹いたりするので、気をつけたいですよね。
春一番を有名にした、長崎の壱岐では、
「春一番・風のフェスタ」というお祭りが行われているようです。
なんと、小さな船を漕ぐ競争もあるそうで、、、
結局のところ、人間って強いですね。
とはいえ、くれぐれも春一番には気をつけてください(*´∀`)
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