睦月・如月・弥生とかの本当の意味は?日本人の素晴らしい感覚に感動!

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「師走って、1月だっけ?」

「え?∑(゚Д゚)

師走は12月よ!
走り回るぐらい、忙しい月って意味よ。」

なんて、娘に教えましたが、、、

「じゃ、他の月のことも教えて(・∀・)」

ふっ、やっぱりね。
よし!調べましょう!

 

睦月や如月、弥生などの読み方と、
意味について、
詳しく話していきますよ!

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太陰暦の月

先ほど、娘が言っていた「師走」は、
旧暦の月の名前のこと。

もちろん、12ヶ月あるので、
それぞれ、紹介していきますね(*´∀`)

 

睦月(むつき)

1月のこと。

睦(むつま)じい、という言葉通り、
1月は、身分に関係なく、親族が集まって、
仲睦まじく過ごす月、という意味になります。

旧暦では、1年の終わりの時期になります。

親族一同で、1年を無事に過ごせたこと、
また、来年も無事に過ごせることを、
祈りつつ、お酒でも飲み交わしたりしていたんでしょうね。

 

他には、

  • 元つ月(もとつつき)→ 最初の元になる月
  • 萌月(もゆつき)→ 草木の芽が出てくる月
  • 実月(みのりつき)→ 稲の実を水に浸す月

という説も。

如月(きさらぎ)

2月。

寒くて、着物をさらに着る、
という意味で、着更着(きさらぎ)から、
という説が有力ですが、他にも、

  • 草木張月(くさきはりづき)→ 草木の芽が張り出してくる月
  • 気更来(きさらぎ)→ 気が更に強くなってくる月

という説もあります。

 

また、「如」という漢字は、
祝詞を唱える巫女さんをあらわしています。

旧暦では、春分(2月4日頃)が正月なので
1年の神意を聞こうとする、この漢字の意味もシックリきますね。

 

弥生(やよい)

3月。

いよいよ草木が生い茂る、という意味で、
弥生(いやおい)から、呼び方が変わってきました。

まだ寒い日もある時期ですが、
明るい兆しを感じる、前向きな気持ちになりますね(*´∀`)

 

「弥」という漢字は、長寿や、
多幸を祈る意味を持っています。

それが「ひさしい・いよいよ」という意味にも
使われるようになっていったんですね。

 

卯月(うづき)

4月。

有力なのは、ウツギの花が咲く月だから。

Deutzia, ウツギ
Deutzia, ウツギ / T.Kiya

弥生の、「いよいよ」から、
とうとう咲き始めましたね!

待っていた甲斐があったという、
喜びも感じます!

 

「卯」という漢字については、
「卵」の「、」がなくなっていますよね。

そこから、日が照って「、」が消え、
成熟したことを表す。

という意味と、

「卯」の右と左に別れた漢字は、
祭りに備える生け贄を、二つにさいた形で、
そこから「さく」という意味があります。

ちょっと怖いですが、そこから、
「花が咲く(さく)」という意味にも、
つながっているのかもしれませんね。

 

皐月(さつき)

5月。

諸説ありますが、稲作をする月、
というのが有力候補です。

さ(耕作)→「佐月」「皐月」「早苗(さなえ)月」

あとは、サツキの花が咲く月だから、
という説も。

Satsuki
Satsuki / yamada*

とうとう、稲作をしたり、
動き出す時期がやってきました!

 

水無月(みなづき)

6月。

諸説ありますが、田んぼに水をひく月で、
「水の月」から、「の」の当て字に、
「無」が使われた、という話です。

ちなみに、「無」という漢字は、
もともと、雨乞いで舞う人をあらわした漢字です。

どちらにしろ、水と関係が深い漢字ですね。

 

文月(ふみづき)

7月。

字が上手に書けるように、
と祈っていた七夕の月、
という意味の、
「文披月(ふみひらきづき)」からという説。

あとは、稲穂が膨らんでくることから、
「穂含月(ほふみづき)」「穂見月(ほみづき)」という説も。

 

稲穂が膨らんでくる喜びを、
文を書きながら、ちょっと抑えている感じがしちゃいますねー。

まだ手放しで喜べるほど、気は抜けません。

 

葉月(はづき)

8月。

旧暦では一ヶ月ほど遅れるので、
今でいうなら、9月になります。

なので、葉が落ちはじめる月。
という意味があります。

他には、

  • 初月 → 初めて雁が来る月
  • 穂張り月 → 穂が張ってくる月

という説も。

 

ここでも、穂が出てきました!
もう、摘み始めても大丈夫でしょうか。

 

長月(ながつき)

9月。

とうとう、夜が長く感じるようになって、
夜長月(よながつき)が、短くなったもの。

月も綺麗な時期です。

他の説では、

  • 長雨月(ながうつき)→ 雨が長く降る月

もあります。

月
月 / nubobo

神無月(かんなづき)

10月。

出雲大社に神様が集まるので、
神様がいなくなることから、神無し月。

逆に、出雲地方では、「神在月」
呼ぶのは、有名な話ですね。

その他の説では、

  • 神の月 → 「の」の当て字に「無」を使った
  • 雷無月(かみなしづき)→ 雷が鳴らない月

とも。

 

霜月(しもつき)

11月。

霜が降りる月、「霜降り月」
略されました。

いよいよ、寒くなってきましたね。
寒さは、これからです。

 

師走(しわす)

12月。

有力なのは、師匠の坊さんも、
この時期は仏事が忙しくて、
各地を走り回っている、という説。

他には、一年が終わって為し終える、
という意味の、「年果つ」「為果つ」という説も。

 

まとめ

こうやって調べてみると、それぞれに
意味があって、面白かったです。

特に、稲作に関わることが多かったですね。

稲の穂が、膨らんでくるのを、
「まだかなぁ?」
って楽しみに待っている感じが、
伝わってくるようですよね。

私は、お米を育てていませんが、
娘は小学校で、お米を育てているので、
伝わるものが、私よりもあるんじゃないかな。

 

これからは、ご飯をたべれることが、
どれだけありがたい事なのか、
暦を見ながら、考えることになりそうです。

 

さて、今月は神無月。

目には見えないし、心のどこかで、
半信半疑でもありますが、

神様が日々与えてくれているものに、
感謝をしてみる月にしたいと思います(*≧ω≦)

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